エッグスチーマーはいらない？本当に必要ない5つの理由と代用テクニックを紹介

エッグスチーマーが必要ない理由

キッチン家電が増えすぎる

最近はキッチン家電がどんどん増えてきて、便利になった反面、収納に困ることが多くなっています。その中でも「エッグスチーマー」は、正直なところ「本当に必要？」と思われる家電のひとつです。卵をゆでるだけのために1つの家電を買うのは、スペース的にもコスパ的にも微妙。毎日のようにゆで卵を食べる人ならまだしも、週に1～2回しか使わない人にとっては、使わない時間の方が長く、ただ場所を取るだけになってしまいます。

また、キッチンは調理家電だけでなく、鍋やフライパン、調味料なども多く収納する必要があります。エッグスチーマーを置くことで他の大事な調理器具が収納しにくくなるとしたら、それは本末転倒ですよね。実際、エッグスチーマーを買ったけれど使わなくなって押し入れにしまってある…という声も多く聞かれます。便利そうに見えても、まずは「本当に使うのか？」をしっかり考えることが大切です。

ゆで卵は鍋で十分

ゆで卵を作るなら、実は特別な道具は何も必要ありません。普通の鍋と水、そしてコンロがあれば、それだけで美味しいゆで卵を作ることができるんです。エッグスチーマーがなくても、10分もあればカンタンに完成します。むしろ、鍋で作ることで茹で加減の調整もしやすく、自分好みの硬さに仕上げられるというメリットもあります。

実際にプロの料理人たちも、ゆで卵を作る時は特別な機械を使わず、普通の鍋で作っています。つまり、鍋で作る方法こそが「基本」なんです。エッグスチーマーは「便利そう」に見えるかもしれませんが、慣れれば鍋の方が早くて確実、しかも洗い物も少なく済みます。わざわざ家電を買わなくても、昔ながらの方法で十分な結果が得られるということですね。

洗い物がかえって増える

エッグスチーマーは使った後の片づけが意外と面倒です。水を入れたトレイや蒸気がついたフタなど、細かいパーツが多く、全部きれいに洗わなければなりません。一方、鍋なら一つ洗うだけで済むので、洗い物の手間は圧倒的に少ないです。

また、エッグスチーマーの内側は水垢がつきやすく、放っておくとすぐに白いカスがたまります。それをこまめに掃除しないと、清潔に使うことができません。しかも、ほとんどのエッグスチーマーは食洗機対応ではないため、手洗い必須。日々の忙しい中で、洗い物が増えるというのは大きなマイナスポイントです。せっかく時短のために買ったのに、後片づけで手間取っては意味がありませんよね。

ゆで卵は鍋でカンタンにできる

鍋で作るゆで卵の基本

鍋でゆで卵を作るのはとても簡単です。まず、鍋に卵を並べて、卵がかぶるくらいの水を入れます。次に中火にかけて沸騰させ、沸騰したら火を少し弱めて7〜10分茹でるだけ。これでしっかりとしたゆで卵が完成します。茹で時間を変えることで、半熟や固ゆでなど、自分好みの卵に調整することもできます。

とくにポイントなのが、「冷蔵庫から出したばかりの卵」をそのまま鍋に入れないこと。冷たい卵を急に熱いお湯に入れると、殻が割れやすくなってしまいます。常温に少し置いてから調理するか、水から一緒に火にかけることで割れにくくなります。これだけで、いつでも安定して美味しいゆで卵を作れるようになりますよ。

火加減と時間のコツ

ゆで卵をうまく作るには、「火加減」と「時間」がとても大事です。たとえば、半熟卵にしたいときは、沸騰してから7分くらいがベスト。固ゆで卵にしたいなら、10分以上茹でると安心です。中途半端な火加減だと、白身が半透明だったり、黄身が固まりすぎたりしてしまうので注意しましょう。

また、火を止めたあとにすぐに冷水につけるのも重要なポイントです。これをすることで、黄身の中心に黒い輪ができるのを防げますし、食感もよくなります。冷水につけることで殻もむきやすくなるので、一石二鳥なんです。こうした小さな工夫をするだけで、毎回安定して美味しいゆで卵が作れるようになります。

殻がむきやすくなる裏ワザ

ゆで卵の悩みといえば「殻がうまくむけないこと」。でも、これにはちょっとしたコツがあります。まず1つ目は、茹でたあとすぐに冷水につけること。これだけで、白身と殻の間にすき間ができて、ツルッとむけやすくなります。

2つ目のコツは、卵を茹でる前に卵の丸いほう（気室といわれる部分）に軽くヒビを入れておくこと。そこから空気が入りやすくなり、殻がきれいにはがれやすくなるんです。専用の「卵穴あけ器」もありますが、なければスプーンの背で優しくたたいてヒビを入れてもOK。これだけでストレスフリーなゆで卵生活が手に入りますよ。

エッグスチーマーのデメリットとは？

使うたびに手間がかかる

エッグスチーマーは「スイッチを入れるだけでOK」と思われがちですが、実際は使うたびに手間がかかることが多いです。まず、水の量を計って入れる必要があります。水が多すぎたり少なすぎたりすると、加熱時間が変わってしまい、ゆで卵の仕上がりが安定しません。毎回計量カップで量って、水を注いで…という作業が、意外と面倒に感じる人も多いのです。

さらに、卵をセットする専用の台座がある場合、それに丁寧に並べないと倒れてしまうこともあります。調理が終わった後は、パーツを分解して洗う必要がありますし、内部にこびりついたカルキや水垢を落とすのも一苦労。「家電だからラクだろう」と思って買っても、実際には毎回の作業が面倒で使わなくなってしまうパターンもよくあります。

水加減で失敗しやすい

エッグスチーマーは、水の量によって仕上がりの硬さが変わる仕組みのものが多く、そこが逆に使いづらいポイントになっています。たとえば、「固ゆで卵を作ろうと思ったのに半熟になってしまった」や「水が足りなくて途中で止まってしまった」など、ちょっとした水加減の違いで失敗することがあります。

特に朝の忙しい時間帯に使う場合、細かい水量の調整が手間に感じることもありますし、失敗してしまうと時間のロスにもなります。鍋であれば、茹で時間をタイマーで調整するだけなので、ある程度感覚で対応できますが、エッグスチーマーは「機械まかせ」なだけに、その分シビアな管理が必要になるのです。

収納スペースのムダ

キッチン家電の中でもエッグスチーマーは意外と場所を取ります。使っていないときでも、コンセントのそばや棚の中に置いておかなければならず、キッチンの貴重なスペースを圧迫してしまいます。しかも、使う頻度が低いとなると、置いてあるだけで場所をムダにしていることに。

特に一人暮らしや収納が少ない家庭では、「置く場所がない」「邪魔だから出していない」というケースも少なくありません。結果として、使わずに押し入れや物置にしまいこまれ、存在を忘れてしまうことも。毎日使う炊飯器や電子レンジとは違い、使用頻度が少ないアイテムは、持たない方がストレスも減りますし、キッチンもスッキリ片付きます。

代用できるアイテムと方法

鍋＋タイマーが最強コンビ

エッグスチーマーの代わりになるもっとも手軽な道具は、「鍋」と「キッチンタイマー」です。これだけで、ほぼ同じかそれ以上に安定したゆで卵が作れます。鍋に水と卵を入れて、火にかけてタイマーをセットするだけ。難しい設定もなく、使い方に迷うこともありません。

しかも、鍋は他の料理にも使えるので、ゆで卵専用の家電を持つよりも、ずっとコスパが良いです。タイマーもスマホアプリで代用できるので、わざわざ別の機械を買わなくても大丈夫。使い慣れている道具で、手軽に調理できるというのが、やはり一番の魅力です。「エッグスチーマーが壊れた！」というときにも、鍋とタイマーさえあれば何の問題もなく代用できます。

電子レンジ用グッズの活用

最近では、電子レンジでゆで卵を作るための便利グッズも多く販売されています。これらは耐熱プラスチックでできていて、水と卵を入れてレンジで加熱するだけという手軽さが魅力。エッグスチーマーよりもコンパクトで、洗いやすく、収納にも困らないのが大きなメリットです。

特に一人分や少量だけゆで卵を作りたいときに、この方法は非常に便利。値段も数百円から購入できるものが多く、エッグスチーマーのように高価ではないため、試してみやすいのもポイントです。しかも、レンジを使えば火を使わないので、小さい子どもがいる家庭でも安心。安全で手軽に、ゆで卵を作りたい人にはぴったりの選択肢です。

家にあるもので時短調理

ゆで卵を作るために特別な道具を買わなくても、実は家にあるものでじゅうぶん代用できます。たとえば、小さめのフライパンや土鍋など、どんな調理器具でも卵を茹でることは可能です。時間がないときは、電子レンジで加熱する方法や、保温調理を活用する手もあります。

最近流行の「保温調理鍋」などを使えば、短時間加熱してあとは放置するだけで、じわじわ火が通ってちょうどいいゆで卵ができあがります。電気を使わずに調理できるので、節約にもなりますね。特別な家電に頼らなくても、少しの工夫で快適にゆで卵が作れる方法はいくらでもあるんです。

本当に必要な調理家電の選び方

「よく使う」がポイント

調理家電を選ぶとき、一番大事なのは「どれだけ頻繁に使うか」です。エッグスチーマーのように使用頻度が低い家電は、便利に見えても結局はムダになりがちです。毎日使う炊飯器や電気ポットと違って、ゆで卵専用というのは用途が限定されすぎています。

本当に必要な家電とは、「ほぼ毎日使う」「家族みんなが使う」「他の料理にも応用できる」といった条件を満たすものです。買ってから数回しか使わずにしまい込むのでは、コストもスペースもムダになってしまいます。「これがあってよかった！」と思える家電を選ぶには、まず自分のライフスタイルに合っているかを見極めることが大切です。

多機能タイプが便利

調理家電を選ぶ際には、「1台でいろいろできる」多機能タイプを選ぶと失敗が少なくなります。たとえば、スチーム機能のある炊飯器や電子レンジなら、卵以外にも野菜や魚を蒸すことができて非常に便利です。こうした家電なら、使う頻度も自然と増えるので、買って損はありません。

エッグスチーマーのように「卵を茹でるだけ」という単機能家電は、どうしても飽きやすく、使わなくなってしまうリスクが高いです。最近では、エアフライヤーやスロークッカーなど、いろんな用途に使える家電も登場しており、料理の幅も広がります。どうせお金をかけるなら、長く使えて役立つものを選びたいですね。

長く使えるシンプル設計

家電はデザインや見た目で選びがちですが、実際に使いやすく、長く愛用できるかどうかが重要です。たとえば、操作がシンプルで壊れにくい、パーツが少なく掃除しやすいといった点は、実際に使い続けていくうえで大きなメリットになります。

シンプルな構造の家電は故障もしにくく、長年使えることが多いですし、誰でも迷わず操作できるので家族みんなで使えます。流行や見た目に惑わされず、「使いやすさ」「掃除のしやすさ」「収納性」などの基本に立ち返って選ぶことで、満足度の高い買い物ができますよ。

まとめ

エッグスチーマーは、確かに一見便利そうに見えますが、実際のところ多くの家庭では「なくても困らない」家電のひとつです。鍋やタイマー、電子レンジグッズなどを使えば、手間なくおいしいゆで卵を作ることができますし、スペースや洗い物の面でも鍋の方がシンプルで効率的です。

むしろ大事なのは、自分のライフスタイルに合った家電を選ぶこと。「使う頻度」「収納のしやすさ」「他の用途にも使えるか」を意識して選ぶことで、ムダな買い物を防ぎ、キッチンをスッキリ保つことができます。流行や見た目に流されず、本当に必要な道具を選ぶ力を身につけて、より快適な暮らしを目指してみましょう。