レコルトのカプセルカッターボンヌは、コンパクトでおしゃれなデザインと多機能性が人気のフードプロセッサーです。
一人暮らしや少人数の家庭にぴったりなアイテムとして注目されていますが、実際に使ってみるといくつかの注意点が浮かび上がってきます。
この記事では、「容量が小さい」「掃除が手間」「音が大きい」「プラスチック素材の弱点」「食洗機非対応」といった5つのデメリットを中心に解説します。
購入を検討している方にとって、事前に知っておくことで後悔のない選択ができるよう、リアルな使用感を元にお伝えします。
容量が小さくて困るとき
少人数向けに設計されたサイズ
レコルトのカプセルカッターボンヌは、見た目もかわいくてコンパクト。
だけどその小ささが、使い方によっては不便になることもあります。
最大容量は約500mlで、2人分のスムージーやみじん切りにはちょうど良いです。
でも、3人以上の家庭や、まとめて下ごしらえしたい人には、ちょっと物足りないかもしれません。
たとえば野菜炒めを作るためにキャベツ1玉分を刻みたいとき、一度では入りきらず、何度も分けて使わないといけません。
そうなると手間も時間もかかってしまいます。
忙しい夕飯時にこの手間がかかると、結局包丁で切った方が早い…なんてこともありますよね。
少人数用として使うのがベストです。
一度に作れる量に限界がある
容量が小さいということは、一度に作れる量にも限りがあります。
たとえばミートソースやポタージュを作るとき、材料を全部入れて一気に撹拌するのが理想です。
でもボンヌだと容量オーバーになってしまうので、何回かに分けて撹拌する必要があります。
そのたびに洗って、また材料を詰めて…という手間が発生します。
料理の時短を期待して購入したのに、逆に時間がかかってしまうという声もあります。
「少しずつ作るのが好き」または「1〜2人分の食事をサッと作る」人に向いているアイテムです。
何度も分けて使う手間がかかる
容量不足は「何度も分けて使う」ことを意味します。
一回で終わる作業を、何度も繰り返さなければならないのは、意外とストレスになります。
特に忙しい朝や疲れた夜に料理する際は、効率がとても大事ですよね。
ボンヌは軽量で扱いやすいですが、「一回で全部終わらせたい派」の人には向いていないかもしれません。
小回りがきく道具ではあるので、自分のライフスタイルに合わせた使い方を見極めることが大切です。
掃除の手間が意外と多い
本体は水洗いできない
カプセルカッターボンヌの大きな注意点として、本体は水洗いできません。
モーター部分が内蔵されているため、電気部分に水が入ってしまうと故障の原因になります。
そのため、外側をふき取るしか方法がなく、食材が飛び散ったり、こぼれてしまうと掃除が面倒です。
洗いやすいキッチングッズを求めている人にとっては、ここがちょっと不便に感じるポイントです。
食材が入り込むと掃除が面倒
特に山芋や納豆のように粘り気の強い食材を使ったとき、容器のつなぎ目やフタの裏にまで食材が入り込んでしまいます。
そこに入り込んだ汚れは、簡単には取れません。
つまようじや綿棒を使って掃除する必要があり、毎日のことだとかなり面倒に感じます。
見た目はシンプルでオシャレでも、実は細かい部分まで気を使わないといけないのです。
お手入れ不足で劣化の原因に
掃除が大変だと、ついサボりがちになってしまいますよね。
しかし、お手入れを怠ると食材のカスや水分が残り、カビやサビの原因になります。
特に刃の部分はステンレスですが、使い方によっては劣化しやすくなります。
毎回きちんと洗って、乾燥させてから片づけることが、長持ちさせるコツです。
見た目のかわいさに惑わされず、実際のメンテナンスも考慮しておくことが大切です。
使用中の音が大きい
コンパクトだけどパワフル
カプセルカッターボンヌは見た目に反して、モーターの力がとても強力です。
そのため、氷を砕いたり固めの野菜を一気に刻んだりと、パワフルな作業もこなします。
でも、そのぶん音もそれなりに大きくなります。
フードプロセッサーの中では標準的な音量かもしれませんが、「静かに調理したい」と思っている人にはちょっと気になるかもしれません。
特に朝早くや夜遅くに使うと、隣の部屋まで音が響いてしまうこともあります。
集合住宅やアパートで使う場合は、時間帯を選んで使う必要があります。
赤ちゃんが寝ていると使えない
小さなお子さんがいる家庭では、赤ちゃんのお昼寝時間が大切ですよね。
でも、ボンヌの作動音は「ブーン」というやや高めのモーター音で、静かな部屋だとかなり目立ちます。
せっかく赤ちゃんが寝たのに、キッチンでこの音を鳴らしてしまったら、起きてしまうかもしれません。
そうなると、結局使える時間が限られてしまい、「便利だけどタイミングを選ぶ」という感想になる人も多いです。
音が出ることを理解して、使う時間を工夫する必要があります。
賃貸や集合住宅での使用に注意
音の問題は、周囲への配慮にもつながります。
壁が薄いアパートやマンションでは、ボンヌの使用音が隣の部屋や下の階に響くこともあります。
とくに早朝や深夜に使うと、トラブルのもとになりかねません。
ボンヌは使い勝手が良いぶん、気軽に使ってしまいがちですが、周囲への配慮は欠かせません。
使用する際はマットの上に置いて防音対策をする、時間帯を選ぶなどの工夫をしましょう。
プラスチック素材の弱点
匂い移りしやすいカップ
ボンヌのカップ部分は、軽くて割れにくい「トライタン」という素材でできています。
この素材は透明感もあり、見た目はガラスのようですが、プラスチックの一種です。
そのため、カレーやニンニク、玉ねぎなどの匂いが強い食材を使った後に、匂いが残ることがあります。
洗剤で洗っても完全に取れない場合もあり、次にフルーツやスムージーを作るときに匂いが気になることもあります。
匂い移りを防ぐには、すぐに洗ってしっかり乾燥させるのがコツです。
傷がつきやすく劣化も早い
プラスチック製の容器は、包丁やスプーンなど硬いものと一緒に洗うと、細かい傷がついてしまいます。
その傷が積み重なることで、容器がくすんで見えたり、清潔感がなくなってしまうことも。
また、匂いや色素も傷に入り込んで取れにくくなるため、見た目にも古くなってしまいます。
丁寧に使っていけば長持ちしますが、毎日使うキッチンアイテムとしては、劣化のスピードが気になるポイントです。
見た目の清潔感を保つのが難しい
カプセルカッターボンヌは、デザインがとてもオシャレでキッチンに出しっぱなしにしても可愛いのが魅力です。
ですが、カップが黄ばんだり、汚れが落ちにくくなってくると、せっかくのオシャレな見た目が台無しになってしまいます。
特に水垢や細かい汚れが残ると、清潔感が損なわれてしまいます。
毎日使うものだからこそ、少しの汚れでも気になるもの。
キレイに保つためには、使用後すぐに丁寧に洗って、よく乾かす習慣が必要です。
食洗機が使えない不便さ
忙しいときの手洗いが面倒
カプセルカッターボンヌは、パーツのほとんどが食洗機に対応していません。
つまり、調理後の片付けはすべて手洗いになります。
刃がついているパーツは特に注意が必要で、手を切らないように慎重に洗わなければなりません。
料理が終わってからのこの作業、時間も気力も必要ですよね。
子育て中や仕事が忙しい人にとっては、この「手洗い必須」が大きなデメリットに感じるかもしれません。
食洗機対応と思っていたらNG
購入前に「たぶん食洗機使えるだろう」と思っていたら、実際はNGだった…という声も少なくありません。
説明書をよく読んでいないと気づかないポイントですが、カップやフタは高温になる食洗機に入れると変形や劣化の可能性があります。
誤って食洗機に入れてしまい、パーツがダメになったというケースもあります。
見た目がシンプルな分、つい過信してしまうので注意が必要です。
時間短縮したい人には不向き
せっかく料理を時短で済ませても、後片付けに時間がかかるのでは意味がありません。
料理がサッと終わったら、洗い物もサッと終わらせたいもの。
でもボンヌの場合、刃の部分を外して、丁寧に洗って、乾燥させて…とそれなりに手間がかかります。
手軽さを求めて購入したのに、洗い物の面で「手間がかかる」と感じてしまう人もいます。
毎日のように使う予定があるなら、洗いやすさも重要なチェックポイントになります。
まとめ
カプセルカッターボンヌは、確かに便利で使い勝手のよい調理アイテムですが、「誰にでもおすすめできる」わけではありません。
特に大家族向けではなく、使用後の手入れや音の問題にも配慮が必要です。
とはいえ、少人数世帯や料理を少しずつ丁寧に作りたい人にとっては、十分に魅力的な製品です。
購入前には、自分のライフスタイルや使い方をよく考えて、メリットだけでなくデメリットにも目を向けることが大切です。
この記事が、あなたにとって後悔のない買い物の一助になれば幸いです。
コメント